2025年12月19日不動産売却

はじめに｜お正月の家族会議で、必ず出るこの一言

お正月に家族で集まると、
こんな会話になることはありませんか？

「A社は〇〇万円って言ってた」
「B社は、もっと高かったよ」
「じゃあ高いところに頼んだ方がいいよね？」

宮崎市や延岡市でも、
同じ不動産なのに査定額が数百万円違う
というケースは決して珍しくありません。

このコラムでは、
なぜ査定額に差が出るのか、
そして後悔しない判断のポイントを整理します。

査定額が違うのは、実は「普通」のことです

不動産の査定は、
過去の取引事例や現在の市場動向をもとに、
「このくらいで売れる可能性が高い」という
予測値を出すものです。

どのデータを重視するか、
どんな売り方を想定するかによって、
金額に差が出るのは自然なことです。

なぜ、不動産会社は「高い査定額」を出すのか

複数の不動産会社に相談していると、
中には市場相場よりも高めの金額を
査定額として提示されるケースがあります。

その理由の一つが、
「まずは物件を預かりたい（媒介契約を結びたい）」
という意図です。

売却を任せてもらうために、
本来の市場相場から見るとやや高めの金額を、
最初の査定額として提示する会社もあります。

ただし、
その金額で実際に売れるかどうかは別の話です。

市場とかけ離れた価格の場合、
「しばらく売れず、結果的に値下げをする」
という流れになることも少なくありません。

大切なのは、
金額そのものよりも「なぜその価格なのか」を説明してくれるか
という点です。

ただし、買取の場合は考え方が変わります

ここで、
仲介と買取の違いについて整理しておきましょう。

仲介の場合

不動産会社は「売却のサポート役」
査定額はあくまで「売れる可能性のある価格」
高い査定＝必ず売れる、とは限らない

買取の場合

不動産会社がその価格で直接購入
売却後の値下げ交渉がない
スピードと確実性を重視できる

そのため、
買取の場合は、条件が同じであれば、
最も高い金額を提示してくれた会社に売却する
という判断は、とても合理的です。

つまり、

仲介：高い査定額＝正解とは限らない
買取：高い査定額＝そのまま売却条件の良さにつながる

この違いを理解しておくことが大切です。

査定額を見るときの3つのチェックポイント

家族会議や会社選びの際は、
次の3点を確認してみてください。

① その金額の根拠が示されているか

近隣の成約事例
立地・築年数の評価
市場動向の説明

があるかどうか。

② 売り出した後の想定があるか

どのくらいの期間を想定しているか
反響がなかった場合の対応

まで説明があると安心です。

③ デメリットもきちんと伝えてくれるか

良い点だけでなく、
注意点も伝えてくれる会社は、
長い目で見て信頼できます。

このはな不動産の考え方

このはな不動産では、
「一番高く見える金額」を出すことを目的にしていません。

今の市場での現実的な価格
売主様のご事情やご希望
仲介・買取それぞれの選択肢

を整理したうえで、
納得して判断できる材料をご提案しています。

売却を決めていない段階や、
「家族会議用に話を聞きたい」というご相談も歓迎しています。

まとめ｜数字ではなく「考え方」で比べる

不動産会社選びで大切なのは、
査定額の数字だけを見ることではありません。

なぜその金額なのか
仲介なのか、買取なのか
自分たちの考え方に合っているか

お正月の家族会議を経て、
年明けに動き出す際は、
こうした視点で比較してみてください。

宮崎市・延岡市での不動産売却について、
どうぞお気軽にご相談ください。

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